食品用脱水機
食品用脱水機は、餡汁の加圧ろ過・濃縮機能を有する製餡プラント専用の最新鋭脱水機です。
特 徴
<安定した脱水性能>
1.加圧ろ過濃縮
低濃度の原料やロッド毎の濃縮変動に対し、原料圧人ポンプの力で加圧ろ過濃縮を行う事により常に安定した原料の脱水が可能です。
2.PLC制御
電磁流量計、圧力伝送器などの高機能センサーの情報を基に、給液や脱水操作を制御し全自動で運転します。オペレーターの練度、経験による差が生じません。
<優れたサニタリー製>
1.機械部と脱水部が分離している為、脱水部の洗浄が容易(丸洗い可能)です。
2.付属機器が簡単に分離分解でき、見えない部分の洗浄が容易です。
3.ろ過布の脱着は容易で、毎日の洗浄が容易に行えます。
4.駆動機器は反対内部に集約し計装機器、油圧機器を省き構造材はすべてステンレス材を使用し、構造材からの錆等の異物混入がありません。
<容易なメンテナンス>
1.本体と付属機器は簡単に分離出来、メンテナンスが容易です。
2.内部駆動部を覆う構造材は簡単に取り外しが出来、メンテナンスが容易です。
<低ランニングコスト>
・設備動力は小さく省エネルギーです。
・消耗部品はろ過布以外ほとんどありません。
仕 様
ろ過圧力 | ~0.2MPa |
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圧搾圧力 | ~0.95MPa |
ろ過布容積 | 約95邃刀@at 10cm |
電動機 | 油圧ポンプ 1.5Kw×1台 |
コンベヤー×0.75Kw×1台 | |
圧入ポンプ×2.2Kw×1台 | |
概算重量 | 3500Kg |
構 造
・ステンレス材で構成 (油圧機器、計装機器を除く)
・機械部と脱水部の分離
・付属の機器の分離
処理能力
<小豆適用例>
FILCOM
含水率65% | 含水率63% | ||
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給液時間 | 1.0分 | 給液時間 | 0.7分 |
圧搾時間 | 1.0分 | 圧搾時間 | 2.5分 |
その他の時間 | 1.0分 | その他の時間 | 1.0分 |
1サイクル時間 | 4.0分 | 1サイクル時間 | 4.2分 |
50kg/サイクル | 43kg/サイクル | ||
15サイクル/時間 | 14サイクル/時間 | ||
750kg/時間 | 600kg/時間 |
FILCOM-M
含水率65% | 含水率63% | ||
---|---|---|---|
給液時間 | 1.0分 | 給液時間 | 0.7分 |
圧搾時間 | 2.0分 | 圧搾時間 | 2.5分 |
その他の時間 | 1.0分 | その他の時間 | 1.0分 |
1サイクル時間 | 4.0分 | 1サイクル時間 | 4.2分 |
23kg/サイクル | 20kg/サイクル | ||
15サイクル/時間 | 14サイクル/時間 | ||
345kg/時間 | 280kg/時間 |
制御システム
<大型タッチパネルと高速PLCによる制御>
・操作盤(タッチパネル盤)の機能
運転操作
運転データの作成
運転状態の表示
運転データの選択
異常時の表示と回復指示
・制御盤の機能
補記類の制御
プログラムの遂行
計装の機器類の信号入出力
内部通信(制御盤等)
外部通信(インターネット等)
<給液制御>
給液圧力が所定値以下になる様に圧入ポンプを制御します。
濃縮速度が一定値以下になると給液を終了します。
原料に適した給液圧力や給液量を設定できます。
原料槽に残った少量の餡汁も脱水出来ます。
<脱水制御>
原料に適した脱水圧力と時間の制御を行います。
脱水制御は6種類の異なるパターンを設定できます。
プログラムされた脱水制御を忠実に行い、均一な生餡が得られます。
6点を決定すると自動で運転パターンが作成できます。
<生餡の取り出し>
生餡を濾布の上から直接打撃破壊し排出します。時間、力は変更可能です。
拡張機能
<外部通信機能>
・操作盤(タッチパネル盤)の機能
FILCOM脱水機の運転状態を外部に伝送できます。
外部からFILCOM脱水機にデータを転送できます。
導入効果
<省力・労働人員の削減>
・ワンマン運転
運転は濾布の取付後、スタートスイッチを押すだけです。
作業は、生餡の袋詰めのみで作業員1人での運転が可能です。
ジャッキ
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食品用脱水機
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充填、積みこみ | 2名 | – |
袋詰め | 1名 | 1名 |
合計 | 3名 | 1名 |
・製品品質の向上
サニタリー性の向上により、生餡中の雑菌数が激減(雑菌数1/100~1/1000減少)